本文へスキップ

NACS_CHUGOKU

活動内容report

NACS中国支部通常大会講演会報告 ウェブ アニメーター 

 18回NACS中国支部通常大会・講演会報告 new

 

2017年6月17日、第18回中国支部通常大会の後、川上孝之氏を講師にお迎えし、「自然災害から身を守るために」をテーマに講演会が開催されました。聴講者は一般参加者も含めて29人でした。講師の川上氏は、広島県安芸郡府中町消防本部長を退かれた後、同町安心安全室防災担当を5年にわたり務められ、現在も防災関連で多くの出前講座を行っておられるそうです。
 近年の地震や大雨の状況、地震の種類や仕組みのお話があり、続いて、身を守る方法についてのお話がありました。
 地震の時の対応は「火を消す」から「身の安全を確保する」へ変化していること、4本柱で囲まれた小さな場所(トイレなど)へまず避難、寝室の家具は転倒防止措置をする、アパート・マンションはドアを開ける、スーパー等では広いところへ出る、ビル街の歩道では近くのビル(耐震構造)へ入る、等々、建物の構造や状況で違うがその時々の一番安全な方法を選択するようにとのこと。
 また、大雨の時は、避難所への避難を第一とは考えず、まずは自宅の2階や近くのビルの上階へ避難し(「垂直避難」というそうです)、水が引くのを待つ方法を取るとのことでした。
 非常に具体的な提示があり、どの方法が生存率を高くするか自分で判断し行動する時代、行政による「公助」から知識を習得し適切な行動をとる「自助」「共助」の時代になったというお話はとても印象的でした。
 自分自身、度重なる地震や大雨から、非常食や簡易トイレを常備するようになりました。今のところ、ローリングストックで非常食をチェックしては賞味期限切れのものをおいしく食べています。それらの出番が来ないことを祈りつつ、その時には適切な行動がとれるようでありたいと思いました。
 講演会後には懇親会があり21名が参加、講師の川上さんから引き続き貴重なお話をい だくとともに、会員間の情報交換など有意義なひと時となりました。
(広島 川村 佐和子)


山口地区 活動報告 
               


 山口県消費者教育お助け研究会 工場見学会報告 


・ マツダ㈱防府工場見学会報告

2017年217日(金)、マツダ㈱防府工場(西浦地区)の工場見学を会員6人にて行いました。
 マツダの国内製造拠点は、広島県の本社工場と山口県の防府工場ですが、今回は乗用車を生産する「西浦地区(第1工場)」を見学させていただきました。防府工場には、第1工場のほか、変速機の製造と船積みを行う「中関地区」もあります。
 第1工場では、鉄板から車体を造るプレス・車体加工→塗装→車両組立→最終検査→出荷を行っており、見学通路から主に車両組立部分の見学をしました。
 現在は、在庫を持たない受注生産方式をとっており、お客様との契約から納車までを2週間で行っているそうです。組み立ては全てを1つのラインで行うのではなく、ドアやインパネはモジュール生産方式を取り入れ、別ラインであらかじめ組み立てたものをメインラインで装着するようにし、メインラインを短くして人へのストレス軽減を図るという工夫がなされていました。また、受注生産ということで、多車種がラインに流れてくるため、あらかじめ車種ごとにセットされた部品の箱を提供するという、キットサプライ方式でミスの発生を激減させることにも成功されていました。どの工程も効率良く、いかにミスを減らし作業者へのストレスを軽減できる環境にするかという努力がなされているのが垣間見えました。
 作業工程を拝見して、日本の技術力の高さに改めて感心するとともに、今後労働人口の減少・高齢化に伴って、作業ラインがどのように変わっていくのかという興味も沸いてきました。
 国内生産品の3/4が輸出用で、その相手国1位がアメリカ。メキシコ工場も稼働中ということで、世界の社会情勢が企業に直結していることも実感した工場見学になりました。      (山口 相本 裕子)


 

広島地区 活動報告 
               


 研修会報告  

 

生命保険研修会及び意見交換会

2017128日(土)、広島市消費生活センター研修室において、生命保険文化センター及び生命保険協会の5名の方をお迎えして、午前・午後の二部構成で研修会と意見交換会が行われました。NACS中国支部からは田中支部長を始め、10名の参加がありました。
 午前中は、生命保険文化センターの野々田氏より、生命保険研修会としてお話いただきました。 
 まず、生命保険文化センターの取組みについて、「中学生作文コンクール」等の教育活動、平成288月に改訂された「生命保険・相談マニュアル」等のご紹介いただき、続いて、平成26年に改正された保険業法について、詳しく解説をいただきました。
 改正された背景や経緯から具体的な改正ポイント(情報提供義務・意向把握義務・保険募集人に対する体制整備義務等)までとても分かりやすく教えていただきました。
 研修会の後半では、具体的な相談事例として、契約時の相談事例、契約後~契約期間中の相談事例、保険金・給付金受取時の相談事例と、各段階の相談事例を様々な事例を交えてご説明いただきました。
 午前中の研修会が行われた後に、参加者の皆さまと和やかな雰囲気の中、お弁当をいただきながら昼食会を行い、午後からは、生命保険意見交換会が開催されました。
 生命保険意見交換会では、生命保険協会広報部長山根氏より開会挨拶、NACS中国支部田中支部長からご挨拶をいただき、最近の業界動向について広報部澤氏、生命保険相談室相談Gグループリーダー島谷氏より、お話しいただきました。
 その後、事前質問に回答していただきながら、活発な意見交換が行われました。
具体的には、①マイナンバーの提出時期や提出方法についての質問では、各保険会社、取扱い内容により対応方法が異なる点②高齢者の生命保険請求漏れを防ぐ家族への通知サービスについての質問には、契約者と同様の開示ができる家族について、指定代理請求人の制度について詳しくご説明をいただきました。また、③契約内容登録制度についても概要等を詳しくご説明いただき、契約者を全件登録するわけではないということも教わりました。その他、④先進医療特約を付ける際の注意点⑤認知症を対象にした保険の動向について⑥民間介護保険の必要性と契約する場合の留意点について、丁寧に分かりやすく教えていただきながら意見交換を行いました。
 その後、島谷氏より閉会挨拶をいただき、生命保険研修会及び意見交換会は終了しました。
 今回の生命保険研修会及び意見交換会では、生命保険について最新の情報等、様々な知識を得ることができ、その上、役に立ついろいろな冊子や資料を多数いただき、とても有意義に時間を過ごすことができました。
 今回の研修会を企画していただいた方々へ心から感謝しております。
ありがとうございました。                 (広島 田中 実)


 NACS学校講師派遣事業報告  

 201728日、試験終了後の最終授業ということで、広島県立尾道商業高校3年生全員の約200名を対象に消費生活講座を行いました。
 講座テーマと狙いは「消費者相談とは何か?クレジットカード、電子マネー、マイナンバーなどのメリットとデメリットを学び、どういったリスクがあるかなどを学ぶ」でした。
 尾道商業高校では、卒業生の半数が就職し、半数は4年生大学および専門学校へ進学し、進学者数が増加傾向にあり、卒業後すぐに販売現場でクレジットカードを事業者側として扱うことにもなり、単なる座学ではない講座を目指しました。今回は特別にNACS中国支部の会員1名も講座の聴講で参加、お手伝いをしていただきました。
 教材はNACS作成の「見えないお金の物語」の「クレジットの森」を中心に、マイナンバーの解説と、最近発生した若者の消費者被害の4事例の説明を加えました。
 主な内容は、「最低限のクレジットカードの知識、使うにあたっての注意点を知り、入会申込書を記入し、信用とは?信用情報とは?を知る」でした。ワークシートの入会申込書に、今から10年後、年収1000万円の人になったという前提で記入してもらい、暗証番号「0000」を記入した生徒の例を挙げ、暗証番号設定の注意点やカード会社が不自然な利用がないか、常に利用状況を監視していることなどを説明しました。
 また、消費者被害事例では、実際に昨年の女子卒業生が卒業式後にアダルトサイトのワンクリック詐欺被害に遭った事例を説明し、スマホのSNSで見つけたサプリ購入が定期購入コースになっていた事例やメールするだけでお金が稼げるサイトに登録し、電子マネーを騙し取られた事例を話し、なぜ騙されるのか?心理学見地から説明を加えました。
 寒い体育館の床に男女ともに「体育座り」して講座を聞くというスタイルでしたので、パワーポイントに資料を映し、資料を見なくていいようにして、アンケート記入を含めちょうど50分で終わるよう苦心しました。         (広島 幸山 常男)


              
 

備後地区 活動報告 
               


 研修会報告   

備後消費生活研究会主催「ソーシャルビジネス研修会」

 2017年3414時よりエフピコRiM地下2階イコールふくやまの大会議室に約20名の参加者を集め研修会を行いました。消費生活アドバイザー資格更新講座の講師もされている東京経済大学教授の小木紀親氏をお招きして『ソーシャルビジネスの今日的潮流』と云う演題で講演をして頂きました。
 昔はメセナ等と言っていた企業の社会貢献を、より広範囲に解釈推進した活動をソーシャルビジネスと捉えると云う事で、様々な実例を交えてお話をされ、大変興味深い内容でした。利益獲得を目指す事業と社会貢献或いは地域活性化の両方を追求するのがソーシャルビジネスであり、その形態がボランティアであれ営利活動であれ、いずれにしても消費者側のニーズにいかに呼応し持続できる事業であるかが重要との事でした。
 様々な実例の中でも、まず企業が利益獲得と社会貢献を一体化させて行うコーズマーケティングと呼ばれる手法は消費者の意識の高揚をも引き出そうとする興味深いものでした。社員食堂や学生食堂で例えば500円の定食を520円に設定して20円分を貧困児童の食費支援に充てると云った活動は都心では既に広がり始めているとの事でした。
 被災地支援に関しても、積極的に被災地の生産物を購入しようと云う「エシカル消費」もあれば、被災地で不足している物を優先して提供して行こうと云う「エシカル販売」もソーシャルビジネスとして行われているとのお話でした。
 最も成功している例として徳島県上勝町の葉っぱビジネス「いろどり」が紹介されました。ミカン栽培が衰退した高齢者ばかりの山村を和食の「つま」として添えられる季節の葉っぱを商材にして発展活性化した有名な話です。今では高齢者世帯でありながら平均年収600万弱との事で、最近では見学者も多く、見学料の収入やグッズ販売も増えており、相当な地域活性化が図れていると云う事です。他地域からの移住や体験滞在者も増えていて「限界集落」のイメージとは程遠い山村となっているそうです。更には栽培採取作業と云う運動量に生き甲斐が加算されて、県内でも他地域とは比べ物にならないくらい医療費の少ない地域となっているそうです。
 そしてこのビジネスの核にはパソコンネットワークによる情報の共有とスピード化があり、高齢者といえどもリアルタイムの豊富な情報を享受しているであろう事は想像に難くありません。従ってあらゆる角度から見て極めてレベルの高い消費者集団地域を形成していると言えるのではないかと思いました。
 消費者を刺激してレベルアップを図る事ができれば、自立化も地域活性化も十分可能であることを学んだ研修会でした。
 このあと質疑応答が行われ和やかな雰囲気の中、午後4時に研修会を終了しました。 (広島 尾崎 雅行) 

NACS中国支部