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NACS_CHUGOKU

活動内容report

NACS中国支部通常大会講演会報告  

 18回NACS中国支部通常大会・講演会報告 

 

2017年6月17日、第18回中国支部通常大会の後、川上孝之氏を講師にお迎えし、「自然災害から身を守るために」をテーマに講演会が開催されました。聴講者は一般参加者も含めて29人でした。講師の川上氏は、広島県安芸郡府中町消防本部長を退かれた後、同町安心安全室防災担当を5年にわたり務められ、現在も防災関連で多くの出前講座を行っておられるそうです。
 近年の地震や大雨の状況、地震の種類や仕組みのお話があり、続いて、身を守る方法についてのお話がありました。
 地震の時の対応は「火を消す」から「身の安全を確保する」へ変化していること、4本柱で囲まれた小さな場所(トイレなど)へまず避難、寝室の家具は転倒防止措置をする、アパート・マンションはドアを開ける、スーパー等では広いところへ出る、ビル街の歩道では近くのビル(耐震構造)へ入る、等々、建物の構造や状況で違うがその時々の一番安全な方法を選択するようにとのこと。
 また、大雨の時は、避難所への避難を第一とは考えず、まずは自宅の2階や近くのビルの上階へ避難し(「垂直避難」というそうです)、水が引くのを待つ方法を取るとのことでした。
 非常に具体的な提示があり、どの方法が生存率を高くするか自分で判断し行動する時代、行政による「公助」から知識を習得し適切な行動をとる「自助」「共助」の時代になったというお話はとても印象的でした。
 自分自身、度重なる地震や大雨から、非常食や簡易トイレを常備するようになりました。今のところ、ローリングストックで非常食をチェックしては賞味期限切れのものをおいしく食べています。それらの出番が来ないことを祈りつつ、その時には適切な行動がとれるようでありたいと思いました。
 講演会後には懇親会があり21名が参加、講師の川上さんから引き続き貴重なお話をい だくとともに、会員間の情報交換など有意義なひと時となりました。
(広島 川村 佐和子)


鳥取地区 活動報告             


 鳥取の会 活動報告  


2017年1021日(土)に、境港市内中心部にある特別養護老人ホーム・デイサービス・ショートステイなどを持つ新さかい幸朋苑(2006年開所)と、地域密着型介護福祉施設「みなと幸朋苑」(2013年開所)を7名で見学しました。私には別居している母がデイサービスに通っていることもあり、興味を持って参加しました。切羽詰まった状態だとなかなか冷静にサービス内容を判断できない可能性がありますが、実際に現場をみて介護サービスを考える良い機会となりました。
 最初に「どのような施設環境なのか実際に見てください」とのことで、主任相談員の方の案内で見学しました。10年以上経過した建物ですが、掃除が行き届き清潔な環境であると思いました。また全体的にゆったりとしたスペースだと感じました。途中で出会う職員の方は気持ちの良い挨拶をしてくださいました。入居者の方はデイサービスに出かけたり、また共有スペースで時間を過ごしておられました。
 見学後は施設長も同席されての意見交換会でした。あらかじめ準備された資料を基に、基本的な介護サービスの仕組み、施設の利用・入居までの流れや契約手続きのことなどを丁寧に解説してくださいました。質問にも答えていただき、あっという間に時間が過ぎて時間が足りない程でした。消費生活アドバイザーとしてもっと尋ねるべき点があったかもしれませんが、まずは基本を勉強する場となりました。
 私が印象に残った話題は、どんなに家族が良いと思った施設でも、入居される本人に合っているとは限らない、というものでした。特に介護度の高い方は自分の意思を正確に伝えることが難しいと思われます。提供されるサービスは利用者の納得できるものでなければなりませんが、介護サービスはそこが難しい点だと感じました。ただ自分がサービスを受けるとしたら、という視点は大事にしなければならないと思います。
施設見学の後は、海を目の前にしたレストランで新鮮な魚を食べながら交流会を行いました。今回は田中支部長がNACSの紹介や活動に関する説明をしてくださいました。消費生活アドバイザー有資格者の方2人が参加されたので、その感想をご紹介します。
 Nさん:父は週2回デイサービスに通っています。初めはちゃんと馴染めるか心配でしたが、今のところは機嫌よく通っているようです。このたび、施設見学に参加させていただき、父の通う施設もこんな風だろうかと思いをめぐらせました。とても静かで落ち着いた雰囲気なのですね。施設の方からいろいろお話も伺って、とても勉強になったし参考にもなりました。楽しかったし、ランチも美味しかったし・・・素敵な一日をありがとうございました。後で、「感想文書いてね」とお願いされたのは大誤算でしたが(笑)
 Sさん:去年に続き二回目の参加になります。資格は取ったものの、日々の仕事をこなすだけで精一杯の毎日です。経験も浅く、資格保持者が一人の職場ですので、どうしても自己流の考えで物事を進めがちですが、このような様々な立場の方との交流は、共感するところも多く、教えていただくことばかりです。昼食を兼ねての懇親会は、終始楽しい雰囲気で話が弾み、今から来年の研修会が楽しみです。  (鳥取 上田 悦子)





山口地区 活動報告 ウェブ アニメーター 
               


 山口県消費者教育お助け研究会  


~KDDIパラボラ館の見学~ new

20171118日(土)午前中、山口市仁保にあるKDDI株式会社の衛星通信施設「KDDIパラボラ館」を会員7人で見学しました。
 衛星通信施設が山口市に開設されたのは約50年前の1969年で、山間部に位置する敷地内には、現在大小合わせて24基のパラボラアンテナが設置されています。最も大きいアンテナの直径は34mもあり、その迫力に圧倒されました。アンテナの向きは2方向に分かれていましたが、インド洋と太平洋の赤道上空36kmの静止軌道上にあるインテルサット通信衛星やインマルサット通信衛星と交信するために調整されているそうです。  
 衛星通信施設の開設場所にこの場所が選択された理由には、2方向の人工衛星が見通せる場所に位置していること、台風や地震等の自然災害が少ないことが挙げられるそうです。かつては茨城にも施設がありましたが、現在はKDDIの国内唯一の施設として、海外からの音声や映像を受信して全国に配信する重要な拠点ということです。そのような施設が山口市にあることが誇らしく思えました。 
 通信障害等の事故発生時の対策として、施設内には自家発電設備や燃料備蓄等の備えがあり、警戒態勢も万全に行われているという説明を受け、通信の安定供給にご尽力されている状況を知ることができました。
 なお、衛星通信に不可欠な人工衛星にも寿命があり、使用期限を過ぎたものは宇宙にそのまま廃棄されてきたという説明には驚きました。無数に存在する宇宙ゴミの対策が今後の重要な課題だそうです。
 通信回線を利用するデータ量が急増している現在、世界との通信網として海底ケーブルも重要な社会インフラとなっています。海底には多数のケーブルがあり、KDDIもケーブル船を所有し、通信網の拡充や補修等に貢献されているということです。普段何気なく利用している通信サービスですが、これらの通信網の恩恵を受けているということを認識することができました。
 今回の見学では、詳細に説明をして頂きました広報担当マネージャーの盛田昌樹氏(KDDI株式会社 グローバル技術・運用本部グローバルネットワーク・オペレーションセンター山口技術保守センター)に感謝申し上げます。   (山口 大場 晃子)

 



~株式会社ミライエfarm見学~ new

 2017年1118日(土)、KDDIパラボラ館の見学後に、同じ山口市内で行われている自然薯の栽培の見学に行きました。
 株式会社ミライエfarmは、山口県徳地町島地で有機栽培の自然薯を生産する事業者です。案内してくださったのは代表の土井志則さん、コーディネーターの村上香織さん、従業員の品川みく瑠さんです。 
 自然薯は、元々山に自生しているものを収穫し食していましたが、10年前に山口県で初めて栽培方法が開発され、栽培が始まりました。代表の土井志則さんは、2013年から自然薯の栽培に取り組み、試行錯誤の末、3年目から収穫と出荷が順調にできるようになり、すでに本年度収穫分は予約で一杯だそうです。
 収穫を待つ農地に案内され、自然薯の葉が枯れた後にできる零余子(むかご)を試食。「このまま生で食べられます。10粒食べると、10年寿命が延びると言われています。」と説明がありました。生の零余子は、ねばりやホクホク感があり、クセがないのに驚きました。
 栄養を充分に行き渡らせる為、収穫前に零余子を摘み取り、順調に生育した自然薯は12月に収穫時期を迎えます。
 土づくりや春の植え付けがいちばん大事で大変な労力を使う作業とのお話でしたが、最大1.3mと長い自然薯を掘り出す作業も、繊細で厳しい作業のようです。 自然薯の試食もさせて頂きました。皮をむかずそのままスライスしたもの、とろろは皮のまますりおろしたものを頂きました。驚いたのは、自然薯が全く変色せず、白いままだったことです。とろろは「ふわふわ」スライスは「さくさく」で、えぐみや灰汁を一切感じません。そのまま3日置いても、白いままで褐変はしないそうです。
 とろろをほっとプレートで焼いて磯部巻きにしたり、とろろと野菜を混ぜて鍋に落としたりと、もちもち食感のつみれとして食す調理法がよいと提案されていました。
 会員から「どうして農業を?自然薯を選んだ理由は?」との質問に、土井代表は「高く売れるからです。」ときっぱり。自然薯は、中国では「山薬」と言われ、滋養強壮に優れ、免疫力を高め、デトックス作用があると国内外で珍重されているとのことです。
 自然薯は熱に弱く傷つきやすいこと、保管管理が難しいことなどの理由で、現在は飲食店やデパートを中心に販売されています。販路開拓や販売促進活動については、コーディネーターの村上さんの存在が大きいと思いました。海外セレブへの売り込みや、銀座での販促活動をする武勇伝など、実にパワフル。品質にゆるぎない自信があり、ミライエfarmの方々の「絶対に売れる!」という信念を感じました。

   会員の感想として、

栽培者が値段を決める「攻めの農業」を実践できている様子を知ることが出来 ました。
意欲的に取り組む若者が増え「山口県の農業」が語れる時代になってほしいと 願っています。
等が出ました。
 今後、農地を増やして生産量を拡大させ、とろろ等加工食品の製造販売を進めていくそうです。ブランド力がさらに高まり、近所のスーパーにミライエの自然薯が並び、手に取れる日も近いのではないかと思いました。
                    (山口 関谷 初枝)

  


 山口県消費者教育お助け研究会 工場見学会報告 


・ マツダ㈱防府工場見学会報告

2017217日(金)、マツダ㈱防府工場(西浦地区)の工場見学を会員6人にて行いました。
 マツダの国内製造拠点は、広島県の本社工場と山口県の防府工場ですが、今回は乗用車を生産する「西浦地区(第1工場)」を見学させていただきました。防府工場には、第1工場のほか、変速機の製造と船積みを行う「中関地区」もあります。
 第1工場では、鉄板から車体を造るプレス・車体加工→塗装→車両組立→最終検査→出荷を行っており、見学通路から主に車両組立部分の見学をしました。
 現在は、在庫を持たない受注生産方式をとっており、お客様との契約から納車までを2週間で行っているそうです。組み立ては全てを1つのラインで行うのではなく、ドアやインパネはモジュール生産方式を取り入れ、別ラインであらかじめ組み立てたものをメインラインで装着するようにし、メインラインを短くして人へのストレス軽減を図るという工夫がなされていました。また、受注生産ということで、多車種がラインに流れてくるため、あらかじめ車種ごとにセットされた部品の箱を提供するという、キットサプライ方式でミスの発生を激減させることにも成功されていました。どの工程も効率良く、いかにミスを減らし作業者へのストレスを軽減できる環境にするかという努力がなされているのが垣間見えました。
 作業工程を拝見して、日本の技術力の高さに改めて感心するとともに、今後労働人口の減少・高齢化に伴って、作業ラインがどのように変わっていくのかという興味も沸いてきました。
 国内生産品の3/4が輸出用で、その相手国1位がアメリカ。メキシコ工場も稼働中ということで、世界の社会情勢が企業に直結していることも実感した工場見学になりました。      (山口 相本 裕子)




広島地区 活動報告 ウェブ アニメーター
               



 損害保険に関する勉強会及び意見交換会 報告 new

 2017122()、広島市消費生活センター研修室において、一般社団法人日本損害保険協会の中国支部事務局長 深澤 政博氏を講師にお迎えして、損害保険の基礎について勉強会を行いました。参加者は10名でした。
 最初に、保険の分類について説明がありました。保険は、第一分野の生命保険、第二分野の損害保険、生命保険と損害保険の両方を含む第三分野に分かれます。特に第三分野は生命保険会社と損害保険会社の両方が取り扱う保険で、医療保険、傷害保険、介護保険、所得補償保険など最近注目される保険はこの分野の保険になるようです。また、組合員を対象にした共済が扱う保険や比較的新しいミニ保険といわれる少額短期保険については、破綻した場合のセーフティーネットがないことを初めて知りました。
 現在、損害保険を取り扱っている会社は国内会社が30社、外国会社が22社あり、ほとんどが代理店を通して契約されます。しかし、事故発生時には、代理店は保険会社に連絡したり、保険金請求手続きのアドバイスをすることができても、保険金支払いの有無を判断したり、示談交渉をしたりするのは保険会社にあるということで、両者の役割を知っておくことは大切だと思いました。
 昨年5月、保険商品の多様化、募集チャンネルの多様化、代理店の大型化を踏まえ保険業法が改正され、保険募集の基本的ルールと代理店の体制整備が義務付けられ、顧客へのきめ細やかな対応のため、情報提供義務と意向把握義務が導入されました。消費者自身も代理店の説明を鵜呑みせず、自身の意向をはっきりさせた上で比較検討しながら契約することが必要です。また保険会社の支払能力を知るため、ソルベンシー・マージン比率が200%を下回っていないか確認することも大切です。
 次に、損害保険の代表的なものについて、具体的な事例を交えて話がありました。その中で、くるまの保険については、自賠責保険と任意保険で補償される内容の違いを改めて認識し、賠償額の高額化に備えて任意保険に加入することは車を運転する人の責務だと思いました。過失割合に関わらず保険金額の範囲内で実際の損害額が支払われる人身傷害保険や搭乗者保険、自損事故保険、無保険車傷害保険なども、その内容をよく理解して加入することが大切です。
 また、すまいの保険については、保険金額を時価ではなく再調達価額で設定すること、地震・噴火・津波による損害については地震保険に入る必要があることを再認識しました。地震保険は生活再建に寄与することを目的に国と損害保険会社が共同で運営しており、総支払限度額は1地震あたり11.3兆円になるそうです。自然災害の後には、保険金を使って住宅修理サービスができると言って契約させるトラブルが多く発生するので、契約の前に加入先の損害保険会社や代理店に相談することが必要とのことでした。
 個人賠償責任保険については、自転車での加害事故事例を挙げられ、未成年者であっても責任を免れないため、一部の自治体では強制しているところもあるとのことでした。一般的にこの保険は、火災保険や自動車保険などの特約として付帯していることが多いため、契約しているかどうか確認しておく必要があります。またこの保険は、日常生活における他人に対する事故の損害を補償するものなので、業務中の事故や自分が使用する財物の破損、同居の親族に対する事故など対象外の事故があることには注意が必要です。
 最後に、今話題の自動運転の法的課題について話がありました。昨年、協会では現行法における損害賠償責任について報告書を公表し、レベル3(加速・操舵・制動をすべてシステムが行い、システムが要請したときのみドライバーが対応)については、自賠責法の「運行供用者責任」の考え方を適用することは可能と考えられるとしたようです。しかし、レベル4(加速・操舵・制動をすべてシステムが行い、ドライバーが全く関与しない)については、自動車の安全基準、利用者の義務、免許制度、刑事責任のあり方など自動車の法令等、全体の見直しの中で議論する必要があるとしています。
 以上、非常に多岐にわたりお話があり、損害保険について知識を深めることができました。なお、201010月に設置された「そんぽADRセンター」では、損害保険に関する相談や苦情・紛争に対応しており、8割を超えるトラブルが解決に至っているので、何かあった時には利用してくださいとのことでした。長時間お話をしていただき、また、事前質問に対して丁寧なご回答をされました日本損害保険協会の深澤氏には心より感謝申し上げます。 (広島 平井 直美)




 中国地域消費経済問題研究会 自主研報告  

 2017年1111日(土)、広島市消費生活センター研修室において、会員の田中実さんと幸山常男さんに講師をお願いし、標準化についての自主研の研修会を開催しました。参加者は8名でした。来年度以降、地方の支部においても標準化の事業が開催される予定なので、その事業に備えて、まずは「標準化」についての理解を深めることが目的の研修でした。
 まず、田中さんより、5月末に参加された標準化推進リーダー養成キックオフミーティングについての報告がありました。「標準化」について、消費者が自ら考え提案できるようになるために、「標準化」を提案・推進できる人材を育成することを目的として開かれた全国大会とのことで、非常に熱意ある意見交換がなされたとのことでした。
 次に幸山さんより「標準化を消費者の視点で考える」ことをテーマとして、事例や資料を豊富に交えながらわかりやすい説明がありました。
 標準化の重要性を語るエピソードとして「ボルチモアの大火災」の紹介がありました。大火事が発生し、他の多くの州から消防活動の応援がありましたが、各州で消火栓やホースの形状が違ったので、消防活動がうまくいかず、大火災になったのです。また、子供の事故をきっかけに洋服や回転扉、ブラインドのコードなどが標準化されていった過程についても解説いただき、標準化が社会にもたらす安全性・利便性について理解することができました。
 最後に、受講者を二班に分け、「標準化のタネを探す」ワークショップを開催しました。こんなことが不便、こんなことは標準化できるのではないか、と活発な意見が交わされ、「エレベーターのボタンの並び」「スリッパのすべり止め」「詰め替え用洗剤等の単価表示」などについて標準化が検討できないかという提案がなされました。
 「標準化」という言葉だけ聞くととっつきにくくて何をすればよいのかわからない印象でしたが、田中さんと幸山さんの話を聞き、参加者全員で意見を交わすことによって「標準化の提案でより安全で便利な社会への手助けになればいいな」と思えるようになりました。
 皆さんも、「こんなことが不便」「こうしたら安全なのに」といった標準化のタネを日々発見して頂けたらと思います。  (広島 溝下 祐子)





 中四国CR会との意見交換会  

 2017年912日(火)、明治安田生命広島ビル地下1F会議室において、中四国CR会とNACS中国支部との合同会議が開催されました。中四国CR会からは、家電メーカー2社から2名、そして、オブザーバーとして、一般社団法人日本電機工業会(JEMA)大阪支部より1名、また日本電機工業会加盟家電メーカーから1名、NACS中国支部からは田中支部長他3名が出席し、活発な意見交換がなされました。
 最初に田中支部長より、平成28年度県民生活に関する相談状況として、相談件数や主な相談事例について、そして各種の悪質商法の事例等の紹介がありました。中四国CR会の皆様からもご質問を多数いただき、関心の高さがうかがえました。その後、NACS中国支部より事前に質問をさせていただいた内容について、中四国CR会・日本電機工業会から回答をいただきました。
 まず、オール電化用電気メーター交換直後の冷蔵庫故障について、実際にあった相談事例として、電力会社との関係性等を含め説明いただき、また皆様と意見交換をしました。
 次に4Kテレビの販売状況やより超高繊細な8Kテレビの商品化動向について、ソニーコンスーマーセールス株式会社池内氏より現在のテレビのコンテンツの最新情報の説明をいただきました。
 そして、お客様相談窓口に入ったクレームや要望等の活用事例について、商品規格の変更をする等各メーカーの対応やVOCVoice of the Customer)活動について、日本電機工業会大阪支部西本氏より説明をいただきました。また、引き続き、消費者教育が必要と考えられる事項及び現状の対応について、CSR活動として現在行われている活動を含め、特に、家電業界として消費者教育が必要と考えられる事項で、長期使用や誤った使い方による事故があるため消費者啓発活動を行なっていると説明をいただきました。また、三菱電機株式会社柴田氏から一般財団法人家電製品協会の資料などを用いて修理関係の保証や安全についての説明がありました。
 その後、消費者の意見から、規格化されたものがあるかという質問について、JISの安全規格、10年間隔で電力測定方法を見直しているといった内容の説明をいただきました。
 最後は、改めて、日本電機工業会の活動内容、団体の概要を西本氏より説明いただき、中四国CR会・日本電機工業会そしてNACSの出席者全員で、現在の家電業界と相談について忌憚のない意見を出し合い、大変有意義な意見交換を行うことができました。
 中四国CR会・日本電機工業会の皆様にはお忙しい中、ご出席頂き厚くお礼を申し上げます。また、今回は、明治安田生命保険相互会社様のご厚意により会議室を拝借できましたことに感謝申し上げます。ありがとうございました。  (広島 田中 実)


 研修会報告  

 

生命保険研修会及び意見交換会

2017128日(土)、広島市消費生活センター研修室において、生命保険文化センター及び生命保険協会の5名の方をお迎えして、午前・午後の二部構成で研修会と意見交換会が行われました。NACS中国支部からは田中支部長を始め、10名の参加がありました。
 午前中は、生命保険文化センターの野々田氏より、生命保険研修会としてお話いただきました。 
 まず、生命保険文化センターの取組みについて、「中学生作文コンクール」等の教育活動、平成288月に改訂された「生命保険・相談マニュアル」等のご紹介いただき、続いて、平成26年に改正された保険業法について、詳しく解説をいただきました。
 改正された背景や経緯から具体的な改正ポイント(情報提供義務・意向把握義務・保険募集人に対する体制整備義務等)までとても分かりやすく教えていただきました。
 研修会の後半では、具体的な相談事例として、契約時の相談事例、契約後~契約期間中の相談事例、保険金・給付金受取時の相談事例と、各段階の相談事例を様々な事例を交えてご説明いただきました。
 午前中の研修会が行われた後に、参加者の皆さまと和やかな雰囲気の中、お弁当をいただきながら昼食会を行い、午後からは、生命保険意見交換会が開催されました。
 生命保険意見交換会では、生命保険協会広報部長山根氏より開会挨拶、NACS中国支部田中支部長からご挨拶をいただき、最近の業界動向について広報部澤氏、生命保険相談室相談Gグループリーダー島谷氏より、お話しいただきました。
 その後、事前質問に回答していただきながら、活発な意見交換が行われました。
具体的には、①マイナンバーの提出時期や提出方法についての質問では、各保険会社、取扱い内容により対応方法が異なる点②高齢者の生命保険請求漏れを防ぐ家族への通知サービスについての質問には、契約者と同様の開示ができる家族について、指定代理請求人の制度について詳しくご説明をいただきました。また、③契約内容登録制度についても概要等を詳しくご説明いただき、契約者を全件登録するわけではないということも教わりました。その他、④先進医療特約を付ける際の注意点⑤認知症を対象にした保険の動向について⑥民間介護保険の必要性と契約する場合の留意点について、丁寧に分かりやすく教えていただきながら意見交換を行いました。
 その後、島谷氏より閉会挨拶をいただき、生命保険研修会及び意見交換会は終了しました。
 今回の生命保険研修会及び意見交換会では、生命保険について最新の情報等、様々な知識を得ることができ、その上、役に立ついろいろな冊子や資料を多数いただき、とても有意義に時間を過ごすことができました。
 今回の研修会を企画していただいた方々へ心から感謝しております。
ありがとうございました。                 (広島 田中 実)


 NACS学校講師派遣事業報告  

 201728日、試験終了後の最終授業ということで、広島県立尾道商業高校3年生全員の約200名を対象に消費生活講座を行いました。
 講座テーマと狙いは「消費者相談とは何か?クレジットカード、電子マネー、マイナンバーなどのメリットとデメリットを学び、どういったリスクがあるかなどを学ぶ」でした。
 尾道商業高校では、卒業生の半数が就職し、半数は4年生大学および専門学校へ進学し、進学者数が増加傾向にあり、卒業後すぐに販売現場でクレジットカードを事業者側として扱うことにもなり、単なる座学ではない講座を目指しました。今回は特別にNACS中国支部の会員1名も講座の聴講で参加、お手伝いをしていただきました。
 教材はNACS作成の「見えないお金の物語」の「クレジットの森」を中心に、マイナンバーの解説と、最近発生した若者の消費者被害の4事例の説明を加えました。
 主な内容は、「最低限のクレジットカードの知識、使うにあたっての注意点を知り、入会申込書を記入し、信用とは?信用情報とは?を知る」でした。ワークシートの入会申込書に、今から10年後、年収1000万円の人になったという前提で記入してもらい、暗証番号「0000」を記入した生徒の例を挙げ、暗証番号設定の注意点やカード会社が不自然な利用がないか、常に利用状況を監視していることなどを説明しました。
 また、消費者被害事例では、実際に昨年の女子卒業生が卒業式後にアダルトサイトのワンクリック詐欺被害に遭った事例を説明し、スマホのSNSで見つけたサプリ購入が定期購入コースになっていた事例やメールするだけでお金が稼げるサイトに登録し、電子マネーを騙し取られた事例を話し、なぜ騙されるのか?心理学見地から説明を加えました。
 寒い体育館の床に男女ともに「体育座り」して講座を聞くというスタイルでしたので、パワーポイントに資料を映し、資料を見なくていいようにして、アンケート記入を含めちょうど50分で終わるよう苦心しました。         (広島 幸山 常男)


              
 

備後地区 活動報告 
               


 研修会報告   

備後消費生活研究会主催「ソーシャルビジネス研修会」

 2017年3414時よりエフピコRiM地下2階イコールふくやまの大会議室に約20名の参加者を集め研修会を行いました。消費生活アドバイザー資格更新講座の講師もされている東京経済大学教授の小木紀親氏をお招きして『ソーシャルビジネスの今日的潮流』と云う演題で講演をして頂きました。
 昔はメセナ等と言っていた企業の社会貢献を、より広範囲に解釈推進した活動をソーシャルビジネスと捉えると云う事で、様々な実例を交えてお話をされ、大変興味深い内容でした。利益獲得を目指す事業と社会貢献或いは地域活性化の両方を追求するのがソーシャルビジネスであり、その形態がボランティアであれ営利活動であれ、いずれにしても消費者側のニーズにいかに呼応し持続できる事業であるかが重要との事でした。
 様々な実例の中でも、まず企業が利益獲得と社会貢献を一体化させて行うコーズマーケティングと呼ばれる手法は消費者の意識の高揚をも引き出そうとする興味深いものでした。社員食堂や学生食堂で例えば500円の定食を520円に設定して20円分を貧困児童の食費支援に充てると云った活動は都心では既に広がり始めているとの事でした。
 被災地支援に関しても、積極的に被災地の生産物を購入しようと云う「エシカル消費」もあれば、被災地で不足している物を優先して提供して行こうと云う「エシカル販売」もソーシャルビジネスとして行われているとのお話でした。
 最も成功している例として徳島県上勝町の葉っぱビジネス「いろどり」が紹介されました。ミカン栽培が衰退した高齢者ばかりの山村を和食の「つま」として添えられる季節の葉っぱを商材にして発展活性化した有名な話です。今では高齢者世帯でありながら平均年収600万弱との事で、最近では見学者も多く、見学料の収入やグッズ販売も増えており、相当な地域活性化が図れていると云う事です。他地域からの移住や体験滞在者も増えていて「限界集落」のイメージとは程遠い山村となっているそうです。更には栽培採取作業と云う運動量に生き甲斐が加算されて、県内でも他地域とは比べ物にならないくらい医療費の少ない地域となっているそうです。
 そしてこのビジネスの核にはパソコンネットワークによる情報の共有とスピード化があり、高齢者といえどもリアルタイムの豊富な情報を享受しているであろう事は想像に難くありません。従ってあらゆる角度から見て極めてレベルの高い消費者集団地域を形成していると言えるのではないかと思いました。
 消費者を刺激してレベルアップを図る事ができれば、自立化も地域活性化も十分可能であることを学んだ研修会でした。
 このあと質疑応答が行われ和やかな雰囲気の中、午後4時に研修会を終了しました。 (広島 尾崎 雅行) 

NACS中国支部