研修報告「製品事故から身を守るために」

5月13日(金)の18時30分から、広島YMCAで、独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)の製品事故調査員坂原忍さんを講師に迎えて研修がありました。参加者は9名でした。
消費生活用製品安全法では重大製品事故の発生を知った製造事業者等は消費者庁に報告する義務があります。非重大製品事故はNITEが情報取集をして、安全性に関する調査と公表をしています。
家庭でおこる事故に火災があります。最近のガスコンロには加熱防止装置が付いていますが、鍋底の形状によっては温度を正常に検知できず十分に機能しないことがあるそうです。また、揚げ油が少ない場合には数分間で発火するほど高温になるそうです。IHも揚げ物をするときには油の量に注意し、付属の鍋など底が平らなものでなければ油の温度検知にタイムラグを生じ、火災につながる恐れがあるそうです。講師からはコンロの側を離れないこと、万が一の時のために台所に消火器を置いておくよう助言がありました。魚焼きグリルの清掃不足、たこ足配線、電源コードの結束によっても発火するそうです。火災の他にはカセットコンロの爆発、電子レンジでの突沸、湯たんぽでの低温やけどなどの事例紹介がありました。
「危ない使い方をしていても今まではたまたま事故にならなかっただけで、これからも安全ということではありません。」という講師の言葉が印象的でした。けがをしたり財産を失ったりする前に、私たちは製品の特性を知って正しく使用し、メンテナンスにも気を配る必要があると再認識した研修でした。
(広島 田中 美惠子)
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